ホーム>製品案内>産業機械>ダブルエンドテノーナISTシリーズ
被削材を搬送しながら、両端に『ほぞ』加工をする機械です。 自動両端ほぞ取り盤ともいえますが、一般的にダブルエンドテノーナ(又はテノーナ)と呼ばれています。
剛性の高いベース上に、複数の主軸、被削材搬送用のキャタピラチェン、被削材の押え装置などを備えたコラムを、左右に装備しています。
基本的に片側のコラムは固定で、その反対側のコラムを移動させて被削材の加工幅を決めます。 被削材の連続自動搬送が可能な為、生産能力が高く量産にも向いています。
各コラムに取り付けられた主軸は、必要に応じて縦軸、横軸、傾斜軸の組み合わせが可能で、単に両端のほぞ加工だけでなく、平板材の幅決め、長さ決め、留め切り、面取り、欠き取り、溝突きなど、より複雑な加工を、高効率にしかも高精度で行う事ができます。
< 参考 >
幅決め加工のみを行う物は、ダブルサイザー(又はサイザー)と呼ばれています。
床板、ドア、パーティション、システムキッチン、家具、天井、外壁、石膏ボード、アルミ材、樹脂 等、 丸鋸やカッターで加工可能な各種材質、品目の加工に使用されています。
各種材質、品目の加工に応じた最適な機種、機構の選択が可能です。さまざまなお客様のご要望にお応えします。
床板(フローリング)加工の場合、優れた加工精度(真直度、直角度)、幅狭長辺加工 及び高速加工に適した機械をお使い頂いています。 長辺加工100m/min以上、短辺加工50m/min以上でご使用頂いているお客様もいます。 日本国内の床板製造設備では、約80%以上に当社製品をご使用頂いています。
外壁(サイディング、ALC 等)加工の場合、高い加工精度はもちろんのこと長時間連続運転時の安定性、耐久性、防塵性を考慮した機械をお使い頂いています。 24時間連続運転でお使い頂いているお客様もいます。
家具、内装建材加工の場合、多品種少量生産に適した機械をお使い頂いています。自動位置決め装置等により早い段取り替えが可能です。
被削材の両端辺を高精度に加工
複数の主軸を配列する事により、
切断・成形・溝付け等の加工が可能。
主軸はベルト掛け増速タイプ、
高周波モータ軸直タイプから選定可能。
多彩な主軸配列が可能。
加工形状に応じて選定可能。
刃物取付けフランジ例。
ご使用の刃物に対応したフランジも製作可能。
市販の油圧スリーブに対応した取付け形状も選定可能。
モータ軸直タイプの主軸は、傾斜角度の変更が可能。
リニアガイド採用によるスムーズなコラム移動。
コラム幅位置はデジタル表示。
走行安定性に優れたキャタピラチェン。
刃物を極限まで近づけられることによる高精度加工。
加工寸法に応じたキャタピラチェン幅を選定可能。
幅狭加工タイプ・走行安定性重視タイプ・
高速走行タイプを選定可能。
連続送り、間欠送り
用途に応じた駆動方式
短辺加工時は長辺基準のドッグ搬送により、直角精度を確保。
被削材押え装置は、ロール式とベルト式から選定可能。
狭い取付ピッチが可能な直動式。
被削材接触時の衝撃を和らげるヒンジ式。
加圧はエアシリンダ式。
容易な加圧力設定により被削材を安定して保持。
搬送時の蛇行・反発・過走を防止。
<安心・安全>
圧力センサによりエア圧力異常時に機械を緊急停止。
<安心・安全>
厚さ確認装置により、被削材の重なり、
押え量の異常を検知して機械を緊急停止。
定規はキャタピラチェンとの平行移動が可能。
各部へ潤滑油を給油するハンドポンプを装備。
高剛性・高耐久性構造で安心できる生産力。
※各種材質・品目の加工、搬送方法に応じた最適なオプションを提案します。
インバータによる主軸回転数制御。
主軸のジャンピング機構。
コラム自動位置決めタイプ・高速移動タイプ。
材質、仕上げ方法が異なる低摩耗タイプ。
材料表面の傷・滑り対策パーツ。
より安定した成形加工を可能にする補助押え装置。
被削材を定規に沿わせる補助をする横押し装置。
被削材のスムーズな搬入を補助するピンチロール。
短い被削材の搬出を補助する排出ベルト。
自動給油器。
防音・防塵・安全性を備えた全体カバー。
加工可能 短辺寸法 | 75~310mm |
加工可能 長辺寸法 | 600~2450mm |
加工可能 厚さ寸法 | 8~25mm |
送り速度 長辺加工 | 30~90m/min |
送り速度 短辺加工 | 8~40m/min |
※機械の仕様は、ご相談に応じます。お気軽にお問い合わせ下さい。